テロメアの寿命~細胞は自殺できる回数が決まっている。

生命の自殺を「アポトーシス」と言いました。
この回数はあらかじめ決められています。
最後のアポトーシスでその固体の新陳代謝は終わり、すなわち寿命です。

それはどういう仕組みなのでしょうか?

DNA染色体

細胞分裂のとき、遺伝子が複写され各細胞に同じ遺伝子が収められている状態になるのですが、正確には完全に複写されたわけでありせん。

遺伝子は、らせん状に折りたたまれるようにコンパクトな形です。染色体です。

人や酵母などの染色体は線状です。
バクテリアなどの原核生物やミトコンドリアの染色体は環状です。

つまり、私たちの染色体には「端」があるのですが、原核細胞の染色体には「端」がありません。

ここがポイントです。

染色体の両端には、「テロメア」と呼ばれる部分があります。
この部分はその遺伝子が傷つかないよう両端を防御する役目と考えられています。
つまり、これがないと、大切な遺伝子の両端が外部にさらされることになります。

布を裁断してそのままの状態をイメージしてください。
なにも処置しなければほつれてきますよね。「テロメア」はこの状態を防御しているのです。

細胞分裂の時も染色体の両端にテロメアはくっついていますが、これは複写されたものではなく、
元のテロメアがちぎれて新しい染色体のエンドにくっついたのです。

ですから、テロメアは有限なのです。

最終的には、テロメアが機能を失う大きさになります。

この時で細胞分裂は終わりです。

ここがその生体の科学的な寿命です。

寿命は運命論や霊魂などの話とは完全に無縁です。
いくらお布施を積もうが、高価なご神体や偶像を購入しようがテロメアが長くなることはありません。

単細胞生物の多くに寿命がないと申し上げたのは、原核生物だからですが、単細胞生物である「ゾウリムシ」は、
350回目の分裂でテロメアは機能を失います。

高等生物にクローン実験を施して話題になった生き物がありました。
羊の「ドリー」です。
一般的な羊より短命でした。
この原因は、発生は「ES細胞」である受精卵によるものではなかったので、テロメアが半分以下の長さから発生したため、
宿命的に短命であったと言われました。

漫画アニメのルパン三世に登場した科学者は、クローンだったため、体が薄まってしまって、透けていました。
クローンはこんな感じなのかな。

実際のドリーの死因は、羊によく起こる羊肺腺腫に侵され、周囲の他の羊にも同じ病気が発生したので、
家畜羊には普通に施される安楽死をさせられ死亡しています。

ルパンの科学者みたいなものであったかどうかは不明です。

そうすると、「テロメア」が短くならないよう、あるいは、伸ばせば、または、染色体のエンド処理を施せば、
理論上新陳代謝は無限に行われることになり、
無限の寿命が手に入るのでしょうか。

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